
こう述べたのは、東洋人で初めて「クラシコ・イタリア賞」を受賞した服飾評論家の故・落合正勝氏である(経済界2002年1月号より)。氏はいまだに職人の手を用いて鞄や革製品を手造りすることにこだわる大峽製鞄の製品を手にして「手で作られた製品と、機械で作られた製品のでき映えは天と地ほども違う。手のピッチは精緻で温もりがあり、機械は一律で味がない。」と述べた。また、使ってこそその鞄の価値が分かるもの。「携え、用いれば、温もりはすぐ分かる。把っ手の絶妙な握り具合、開閉のスムーズさ、奔放で美しいステッチは、機械生産の鞄ではなし得ない技だ。」と大峽製鞄の鞄を賞賛していた。

